週1で書き続けた、2019年のブログ活動を振り返る

この記事はwrite-blog-every-week Advent Calendar 2019 - Adventarの21日目です。 前日の投稿はUdomomoさんによる 約1年間ブログを続けられている理由を振り返る - りんごとバナナとエンジニア です。

今年のブログの総括・振り返りの記事です。
write-blog-every-week Advent Calendar 2018 - Adventarで書いた、2018年の振り返り記事はこちら。

linus-mk.hatenablog.com

……読み返してみると、去年は時系列形式で書いたんだな。
今年は何か展開があったわけでもないので、時系列ではなく、主題ごとに書く。

write-blog-every-weekとは何か

ブログを毎週書く人たちによるSlackグループである。 毎週の月曜から日曜までの間に1記事を書く必要がある。

詳しくはこの記事を参照。

発端:勢いで週一ブログ書くslackグループを作った - もがき系プログラマの日常

PV

月間PV10000に行きそうで行かない(はてなアクセス解析。以下同じ。Google Analyticsだと月間8000前後)。 10月は9700くらいまで行ったけど、以降はGoogleの検索順位が下がったのか減ってしまった。 PV10000の通知が来るのを見てみたいものだ。

Google Analyticsスクリーンショットは以下の通り。*1 今年の後半から伸びが鈍化しているように見える。

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PV 1位から5位まで

2019年の1月から11月までのアクセス1〜5位は、次のとおりである。パーセンテージは全体に占める割合を示す。

1位 [pandas]特定の条件を満たす行を削除する - 子供の落書き帳 Renaissance 30.22%
2位 python環境が壊れた(おそらくcondaとpipの競合が原因) - 子供の落書き帳 Renaissance 27.94%
3位 続・機械学習モデルを解釈する方法 SHAP value - 子供の落書き帳 Renaissance 5.81%
4位 pandasのSettingWithCopyWarningを理解する (1/3) - 子供の落書き帳 Renaissance 5.13%
5位 画像セグメンテーション用のアルゴリズム、u-netについて簡単に説明する - 子供の落書き帳 Renaissance 4.82%

上位2記事で全体の過半数と、大きく偏った分布になっている。

今年書いた記事がアクセス1位になってるのは良いのかもしれない。
しかし、これは全然力を入れずに、ちょっとしたメモ程度に書いた記事なんだよね……うむむ。

PV狙いの極北は「how to記事」なのではないか

確固たる理由があるわけではないが、いろいろな記事を読んだり書いたりするうちに、そんな風に考えるようになった。
結局、みんなが検索するのって「~~したいけど、方法が分からん」という場合が圧倒的に多いんじゃないか?
だからPV1位が「pandasで条件を満たす行を削除する方法」の記事なのだろう。

なお、「how to」の部分集合として、「how to resolve an error」すなわちエラーを解決するための記事がある。
エラーが出てよく分からなかったら、エラーメッセージで検索することがあるだろう。 あれである。

俺のブログでいうと、settingwithcopywarningの記事がそれに該当する(エラーではなく警告だが)。 アクセス解析を見ると、警告メッセージの一部で検索してこの記事に辿り着く人が多数見られる。

一方で、「What I did」と俺が勝手に呼んでいる、何かをしたよという記事は読まれにくいように思う。 例えば、カンファレンスに参加した、技術書典に参加した、技術書を読んだ、などなど。
(本を書いた/カンファレンスで発表した のような、希少性のあるWhat I did だと少し違うかもしれない。)
日々カンファレンスが開催され、技術書が出版され、アプリがリリースされる状態で、特定のものが注目され続ける期間は長くはない。 警告の意味が分からなくて警告メッセージで検索してくる人は(pandasの挙動が変わらなければ)3年後にもいるだろうが、今年のPyConJPの感想を知りたい人は3年後には多くないだろう。

仮に俺の推測が正しいならば、アクセスのためと割り切るならばHow toに該当する記事ばかり書き続ければ良いように思える。
しかしそうすると、「これを書いているのはどういう人なんだろう」という、 筆者のキャラクターが極めて希薄になる。 なぜなら、How toというのは誰がやっても同じ結果になるからこそHow toなのであって、 誰が書いても似た内容になってしまう傾向が強いからだ(もちろん書き方の違いはあるが)。 これが自分の経験(What I did)を語った、例えば「アプリがヒットするまでに取り組んだこと」の記事だと、仮にタイトルは同じでも中身は個々人で違ってくるだろう。
自分のオリジナリティが発揮しづらい記事を書き続けるのはなかなか嫌なので、How toの記事だけというのもあまりやりたくないなというのが実際の心境である。

実際には締切に追われて書いてる。

と、まぁ、PVのことばかり書いたけれど、実際にはそこまでPVのことなど考えずに書いてる。 (というか、週1で締め切りが来るので、締め切りに追われてあんまりPVとか考えてる暇は無かった。)

未完成のまま締め切りに追われて出した記事

白状すると、「あとで書く」みたいな語句を書いたままの記事がそれなりにある。 これはすなわち、未完成だが締め切りが来たので公開せざるを得なかったということである。

自分の記事一覧を見ながらザッと挙げてみると、以下のようになる。

……あれ?今年後半の記事ばっかりじゃない???
この状態が続くようなら、週1更新に拘泥するのも考え直さねばならないなぁ。

PVの多いもの以外で、頑張ったと思う記事

linus-mk.hatenablog.com pandasのdtype周りでつまづいたので、「一番詳しくて正確なのは公式ドキュメントでしょー!」と言って関連部分を翻訳した。

linus-mk.hatenablog.com 競技プログラミングでよく出題される累積和の変形版について。抽象的な数学の話なので読むのには苦労するだろうけど、このネタで書かれた記事を見たことがないので、自分らしさが出せたかなと。

linus-mk.hatenablog.com StackOverflowの関連する記事も見て、類似の関数との相違点・分かりにくい挙動についても記述した。


振り返りはこんなところでおしまい。来年のやりかたはもう少し考えよう。