2018年10月9日に開催されたこのイベントに参加してきました。 ※増枠【エンジニアのキャリアアップを語る】日々のアウトプットが変える!あなたのエンジニア・ライフ - connpass
まつもとりー(松本亮介)とKwappa(塩谷啓)さんのお二人による発表でした。 早速お二人の資料が上がっています。
資料を読めば分かることは適宜省いて、口頭で補足していたところを中心に書いています。資料と併せて読んでいただければと思います。
なぜポートフォリオが必要なのか - エンジニアと人事(評価・採用)両方向の視点から 松本亮介(まつもとりー)
なぜポートフォリオが必要なのか - エンジニアと人事(評価・採用)両方向の視点から - Speaker Deck
- はじめに
- 自分の体験
- 6年前、28歳のとき…… 博士課程の1年目
- OSS開発:Webではよくあるやり方
- ビルドは通ってるけど「これ何に使うんだろう……」というあたりで公開していた
- 博士課程に入って一番びっくりしたのは、オープンにできないことが多いこと
- オープンに学術研究したいと思ったから大学院に入ったのに……!
- でもオープンにやってみた
- 批判を受けた
- 論文ネタをオープンするなんて……!
- 怒られたとしてもやりたいようにやっていこう
- 指導教員の教授に相談してみた
- 「松本さんが良いと思うやり方で好きなようにやってください。今のやり方、良いと思いますよ」
- 迷いが消えた
- ブログを書いても書いてもはてブ3とかしかつかない……
- 徐々に広がり始める
- 技術ってフェアというか平等なものなので、ネガティブなことを言われたら技術で見返そうと考えた。
- 徐々に連鎖がつながっていって、少しずつ講演も依頼されるように
- なんとなく自分の立ち位置が見えてくる
- 強者の中で、みんなやってる中で自分も頑張ろう……と勉強を続けていると、どんどん成長してきた
- 情熱が飛び火する 技術がただただ面白い
- 頂上が見えてきた
- 自分の得意分野、専門分野がどこか?
- トップレベルの技術や人や企業はどこかが分かる
- 自分を活かせる道が見えてくる
- アウトプットというのは、自分のことを整理して外に出すこと
- 脳内でふわっと曖昧だったものが、アウトプットすると明確化される
- 体験からポートフォリオの重要性を検討
実践的アウトプット入門 塩谷啓(Kwappa)
実践的アウトプット入門 なぜ?なにを?どうやって? / Kwappa さん - ニコナレ 「日々のアウトプットが変える!あなたのエンジニア・ライフ」というイベントに登壇してきたよ #forkwell | Kwappa研究開発室
- アウトプットとは?
- 公開するしないは不問
- 公開したほうが良いが(後述)、自分のためだけに書くことも含める
- エンジニアとしての成長に不可欠
- 最近Qiitaに出てきた、この記事を読むとよく分かるよ
- エンジニアは全員技術記事を書くことを習慣化した方がいいぞ - Qiita
- なぜアウトプットするか?
- データソースとして
- 問題とその解決をコツコツログに書いて積み重ね
- 学校の授業でノートに書くのって、後から見返す必要ないらしいですよ
- 学びの定着と共有
- 見せる前提で書くと理解が深まる
- 人に見せられるようにしようと、綺麗なコード、より良い設計などを目指すから
- 伝えることによって価値が増える
- 誰か他のエンジニアの調べる時間を節約できる
- 見せる前提で書くと理解が深まる
- コミュニケーションツールとして
- 社内だと評価面談とか
- 社外だと採用面接とか
- データソースとして
- 何をアウトプットするか?
- どうやってアウトプットするか?
ポートフォリオレビュー
まずは、まつもとりーさんKwappaさんのポートフォリオを見た。その後、参加者の中から事前に選ばれた2人のポートフォリオのレビューの時間となった。
@ikedaosushi Forkwell Portfolio - エンジニア向けのポートフォリオサービス
@sachi21 Forkwell Portfolio - エンジニア向けのポートフォリオサービス
2人ともかなりの強者エンジニアで、すごいなーと思いながら見ていた。
質問:どういうことを書いたら自分の実績としてアピールできるだろうか?
書くことないなーと思ってたけど、毎日8時間仕事をやってれば何かしらあるわけで
書き出す 自分の実績 日々やってきたこと中から紡ぎ出す
OSSに関わる(自分でOSS製品を作る)という方法もあるよ
OSSにするコツがだんだん出来てくる
質問:技術ブログ書いても反応がないから心が折れてきた
Matzさんが「自分を踏み台にしてほしい」と言っていたことがあるけど
自分のやっている分野で影響力ある人、影響力あるプロダクトとかに絡んでいく
(ikedaosushiさんに対してのコメント)
自分の強みをアピール出来ていて良い。
職歴を見ていると色々と面白そうなことをしてるのが分かる。その中に興味深いものがあって、もう少し知りたい、と思ったときに、その点の関連ブログ記事が(一般化されたとこで)ブログで書いてあったりするとさらに良い。
(sachi21さんに対してのコメント)
継続性 「いろいろやってるけどあんまり継続してないんじゃないか?」と思われがちなので、それに対して「GitHubで4年前から毎日草をはやしてます」と示せるのは素晴らしい。
手を動かすのに勝るものは無い
感想
雑感2点。
GitHubの共通言語っぷりがヤバい
最近、scounty、findy, そしてこのforkwell portfolioと、「どんなコードを書いてるか、GitHubリポジトリから分析しますね」というサービスがあまりに多い。
もはや「GitHub上にないコードは、あなたが書いたものではないと思え」という勢いだなと感じる……
(今更気づいたのかよ、とツッコまれそうだが)
ちゃんとGitHubに出すことを心がけよう。いきなり毎日やるとかは無理だけど。
課題をどう解決したか、を整理する
普段の業務でもプライベートの趣味の開発でも言えることだが。
「課題にぶつかって、いろいろ考えて解決しました」は誰しもやっていることである。
しかし大事なのはそれを明確に筋道立てて説明できること。
悲しいかな、この辺がしっかり説明できないと、「作業するとき何も考えてませんでした」に見えてしまう。
一旦整理してまとめたほうが良いな。
それでは。