技術書典6 買ったものまとめ

2019年4月14日(日) 池袋サンシャインで開催された技術書典6に一般参加してきた。
半年前の技術書典5は「うーん、買ってもどうせ読まないんだよなぁ」と思って不参加だった。今回はちょっと気になる本もあったので、半ば何となく参加。
11:15頃に待機列に並び、12:00頃に入場。会場はコミケに買いに行ったときのような凄い混雑で、酷いときは身動きが取れないほどだった。
あれだけの熱気を目にすると「次はサークル側で参加して本を書いてみようかな……?」と思うが、その3秒後には「いや、でも俺が書けるようなことなんてないぞ……」と思ってしまうのであった。


というわけで、買った本。ザッと見てみた内容を書いています(本格的に読むのはこれからです)。boothなどの通販がある場合は併記しています。

f:id:soratokimitonoaidani:20190416232312j:plain コーディング関係の本から行きます。

におうコードの問題集 〜ソフトウェア設計に立ち向かう編〜

シリーズ3冊目。ちなみに1冊目が「〜バリエーションに立ち向かう編〜」、2冊目が「〜セキュリティホールに立ち向かう編〜」である。
俺は普段、大きな製品のごく一部分を変更する作業ばかりしているので、ソフトウェアの設計らしい設計をほどんどやらない。
たまに試験用の内部向けツールを作ると、「は? これクラスの設計に大失敗したな?」という惨事がよく起きる。
そういうのを上手く作れるようになりたいと思って買った。なお、扱っている言語はシリーズで一貫してCrystalである。珍しい。(1500円)

技術書典6で「におうコードの問題集〜ソフトウェア設計に立ち向かう編〜」を頒布します - 圧倒亭グランパのブログ
【PDF】におうコードの問題集 〜ソフトウェア設計に立ち向かう編〜 - Grand Pa-Ma - BOOTH

機械学習の炊いたん。

前回の秒速DEEP LEARNING本が高く評価されているのを見かけることが多かった(例えば 手を動かしながら学べるディープラーニングの優良なチュートリアル - karaage. [からあげ])。
俺は買おうかなと思ったが結局買いそびれてしまった。聞いてみたら、なんと5月に商業の本として編集・出版されるらしい。
秒速DEEP LEARNINGに続くこの本は、5人が分担して書いた本である。機械学習の転職事情の話を目当てに買ったけど、他には学習用環境の話とか強化学習の話とかがある。(1500円)

機械学習の炊いたん。 - tomo-makes - BOOTH

機械学習API作成入門 ―scikit-learnとdjango-rest-frameworkでサクッと開発―

Djangoは全くやったことないけど、立ち読みしてみたらかなり簡潔な内容だったので、これなら俺でもできるんじゃないかと思いつつ購入。(500円)


f:id:soratokimitonoaidani:20190416232316j:plain 続いて、コーディング要素の少ない本。

個人開発がやりたくなる本 ~クリエイター13人の実録エッセイ~

技術書典に行く主目的は多分この本だったなぁ。鮮やかな黄色の表紙がひときわ目を引く。いい色ですね。
競技プログラミングみたいに「向こうから解くべき課題がやってくる」タイプの開発は好きだと思う。一方で、個人開発……アプリ作ったりサービス作ったりするのは殆どしたことがない。俺はそういう性格なのかなぁとも思うが、その手の開発をしてる人を凄いなぁと思うのもまた確かだ。個人開発で何か作ってみたいなぁと思いつつ購入。(1500円)

【電子版】個人開発がやりたくなる本 - クリエイター13人の実録エッセイ - #IndieCoderJP - BOOTH

はじめる技術 つづける技術

パラパラ見た感じだと、何かを始めるとき・続けるときに起こりがちな問題点とその対策をまとめた本かな。
著者や周囲の具体的な事例を織り交ぜながら語っている。(500円)

技術書典6の新刊「はじめる技術 つづける技術」 - 青空な日々
はじめる技術 つづける技術 - fortegp05 - BOOTH

継続的にアウトプットする技術

上とかなり似たようなテーマの本(なおスペースはぜんぜん違う場所だった)。
会場につくまで本の存在を知らなかった。俺が見つけて立ち読みしたときに買う決め手になったのは、参考文献の存在である。巻末には15冊の参考文献が掲載されている。このような題材だと「俺はこう思う」で個人的な主観を書けてしまう中で、なるべく再現性のあることを書こうとしてるのは好感が持てる。(1000円)

継続的にアウトプットする技術――エンジニアのための「続けられる」科学 - yagitch.com - BOOTH

OneStop転職

そりゃ買うよね。

ワンストップ勉強会も買おうかと思ったが、実物を見ると厚みと重量が半端なかったので回避(電子版で購入予定)。

俺「OneStop転職を1冊お願いします」
売り子のお姉さん「ありがとうございます。こちら無料配布の冊子2冊です。」
俺「( ゚д゚)ポカーン ……おまけの方が量が多くないですか?」
お姉さん「気のせいです!」
俺「気のせいですか……?」
今見たけどやっぱりおまけの方が多いですね……一体どういうことなんだ……w
(1500円)

OneStop転職 - alchemists - BOOTH

今思い出したけど、この本はサークル側の方針により電子書籍で発売しない、とどこかで見かけました。物理本で買いましょう。

エンジニアアンチパターン

write-blog-every-weekのslackで一緒の このすみさん に挨拶に行った際に購入。技術書典5で出した既刊本です。
プログラミング・データベース・プロジェクト管理からUI/UXまで、色々な分野で筆者が犯した失敗から教訓を得る本。他の人の失敗から学ぶのだ……!
まえがき・あとがきには「失敗の本質」をきっかけにこの本を書いた旨が書いてある。「失敗の本質」は大変な名著ですね、大好きです。(800円)

エンジニアアンチパターン: 〜失敗に学ぶエンジニアリング〜 Kindle版

技術書典5向け新刊「エンジニアアンチパターン 〜失敗に学ぶエンジニアリング〜」のご紹介と制作秘話 - このすみろぐ


番外編:当日買っていないもの。

pythonチートシート

pandas, matplotlib, データ前処理のチートセット。

Data Analysis Cheat Sheet - data-analysis-cs - BOOTH

songle API

最初に周ってるときに、Songle APIの本を見つけてビックリした。 俺はこの間、Songleで分析した結果のLTをやっていた。メジャーな技術でもないのに、まさかSongleを題材にした本があるとは。

マッシュアップ曲を聞いてビックリしたので、音楽のコードを分析してみた / Examined the Similarity of Two Tunes by Analyzing their Chords - Speaker Deck

一通り目当てのものを買ったあとで買おうと思って、後で立ち寄ったが、そのときにはすでに売り切れていた……


計算してみると、当日会場で支払ったのは10000円弱だということが分かった。一人1万円×参加者1万人として、1億円が動くと思うとすごくないですか。
あとは、せっかく買ってきた本が積ん読にならないように、読んで手を動かしていかねば……
それでは。