新型コロナウイルスの感染拡大下の2020年4〜6月の生活の感想

新型コロナウイルスの感染拡大下の2020年4〜6月の生活の感想

新型コロナウイルスが流行しだしてからの生活や感想をメモ。 こんな経験は二度と無いと思うので。というか二度と起きないでくれよ。

注意 あんまり人に見せることを意識した文章になってないです。自分用のメモという側面が強いです。

予定変更

何月何日と日付が決まっている形の予定が変更・キャンセルになったのは、以下3つ。

  • 高校の部活の友人の結婚式が6月→来年5月に延期になった。
  • 大学のサークルの後輩の結婚式2次会が3月→7月に延期→中止になった。
  • ピノキオピーのライブ「AKEBONO」が4月→一旦延期→見通し立たず中止になった。

全日本トレイルは3月8日だったので、まぁ何とかギリギリ実施できたなと思う。もう少し遅かったらイベント自粛要請に巻き込まれて開催できなかっただろう。 先行きに対する不安を大いに感じてしまい競技に集中できなかったせいか、すげぇ悪い成績に終わった。俺ってそんなにメンタル弱かったっけ?

心理的負担

心理的にはきっつい。
コロナウイルスの感染が拡大したことそのものは、心理的にそれほど辛いものではない。
それよりもむしろ、労働は従前と変わらない作業量をこなさなければいけないのに、楽しいことが全部吹っ飛んだ。楽しいイベントの当てもなく、日々の労働だけを黙々と進めねばならないのは陰鬱なことである。
俺はだいぶインドア派で、人との関わりも少ないので、行動に対する制約は比較的少ないと思うが、それでもだいぶきっつい。アウトドア派の友達たくさんの人の苦しみはいかばかりだろうか。

リモートワーク

リモートで働き出したのはいつからだっただろうか。

Google Mapのタイムラインで確認してみると、だいたい以下の通りである。

  • 2月:25日頃から自宅作業をし始める。ただ顧客打ち合わせの前日当日は出勤。打ち合わせは顧客先まで行く。
  • 3月:顧客打ち合わせの前日と当日は出勤(週1で打ち合わせだったので週2程度出勤)顧客打ち合わせもWeb会議になった。
  • 4月:本格的にリモートワークの指示が出る。4月2日に出勤したのを最後に自宅作業となる。2日は「どうせ書店もしばらく閉鎖するだろうし、本も買えなくなる」と思い、帰りに大型書店に寄って本を買った。プロジェクトが終了して別のプロジェクトに参画するが、最初から完全にリモートのみで説明・進行した。
  • 5月:全てリモートワーク。
  • 6月:学会発表(オンライン)の日だけ「自宅からだと余りに普段通りすぎるので、せめて出勤するか」という謎の理由で出勤した(別に出勤は義務ではない)。他はすべてリモートワーク。

4月初旬に会社に行って、次に行ったのは6月10日であった。4〜6月の間で会社に出勤したのはその2回だけだった。
通勤定期も解約した。(払い戻しをするときに、「電車に乗っていなくてもSuicaの残高を使ったらそこが払い戻しの基準の日付になる」という張り紙がしてあった。コンビニなどで少額の買い物をする際はいつもSuicaなので、「最近を起点に払い戻しだから払い戻し金額が減るのか。JRは酷いや」と思った。だが実際には、緊急事態宣言が出た4月7日が基準日で計算された。疑問に思って「え、Suicaを使ったらその日付が基準じゃないんですか」と聞いたら、「電車に乗った最後が4月2日だと確認が取れましたので」という返事だった。何でだろ?)

前職だと、リモートワークに向けた動きがもっと遅かっただろうと思われる。(企業文化の点と、ハード寄りなので実際に行かないと仕事にならないという点で。)3月中旬に前職の同期と食事に行ったら、そのときはみんな出勤してるようだったしなぁ。そう考えると迅速に対応した現職で良かったという気持ちになった。

家→会社最寄り駅はかなり混む路線だし、通勤時間が少し長い。満員電車に揺られて会社についたときはもうクタクタ、みたいなのはあった。それが無くなるのはかなり体力的に楽である。

まぁでも、リモートワークバンザイ、サイコー、と手放しで賞賛できるかというと、あんまりできない。以下の問題があるからだ。

  • 仕事と私生活との区切り・メリハリがつかない。いつまでも休憩したり、夜遅くまで仕事したりする
  • ディスプレイがない(まだ買ってないのかよ:後述。)

増えた時間に何をやってるか?

通勤がなくなったから平日に時間ができた。(休日も予定が無くなったから暇が増えた)その時間にやっているのは以下である。

  • 少しの家事、夕食の手伝い、犬の散歩
  • スマブラSP(3月15日に「なんとなく」でネット対戦を始めたらすっかりハマってしまい、対戦回数は2000回ほどになった。依然として逆VIP……)
  • 某百科事典の編集
  • 庭の木の枝を切る
  • ランニング(休日。体重が増えてきたので運動しなければと思って)

時間が経つのが早すぎる話

こう振り返ってみると、自宅で働き始めたのが2月下旬だから、約5ヶ月が経過したことになる。月日が経つのは早い。 ……月日が経つのは早い、といえば、コロナが起きてから月日が経つのが急激に早くなったような気がする。 なぜだろうか。

時間感覚の話だから正解というものは無いが、いくつか記事を見てみると理由が分かる気がする。

土日の体感時間を“1週間”に延ばせる!? 目からウロコの「時間の長さコントロール法」|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。

狭くて暗い空間は時間が早く過ぎると考えられています。 →だいたい自室(一軒家の子供部屋。6畳くらい?)にいるんだから狭い空間にいる。時間が早く過ぎる。

大人になると時間があっという間に過ぎてしまうのは、私たちが複数の出来事を「まとまった1つの時間」、として捉えてしまっているからなんです。 それは、毎日がルーティーン化し、出来事の細かい部分を追わなくなるから。 →新しいことをする余地に乏しいし、実際新しいことをしていない。だいたい平日の行為が「仕事して飯を食った」に縮約され、「まとまった1つの時間」になってしまう。

最近時間が経つのが早い、と感じたらチェックしたい5つのこと | ライフハッカー[日本版]

に書いてある、「時の流れを遅くするための5ヶ条」はこれだ。

  1. 学び続ける:まぁこれは今だからやりやすいね。
  2. 新しい場所を訪ねる:厳しい
  3. 新しい人に会う:厳しい
  4. 新しいことを始めてみる:内容による。「トランポリンの上でドッジボールする/スカイダイビングする」という例が書いてあるし、アウトドアな活動なら厳しい。
  5. 自発的になる:外的な環境に著しく制約を受けている状況なのですが。

早く感じるのもなるほど納得だわ。

(2020年8月23日追記:同様の話題でまた別の記事が出ていたのでメモ。
「今年、時間の流れ早すぎない?」コロナ禍で変わる時間感覚。「時」の専門家に聞く | Business Insider Japan

ディスプレイと「何か現状で我慢してしまう」話

どう考えても、このリモートワーク生活はこれからもしばらくは続くだろう。
第一に、会社が「コロナウイルス問題が解決したのでみんな出勤していいよ!」と言ってくる状況はすぐには起きないだろう。 7月に入って感染が再拡大してきたし。ワクチンができる見通しも立っていないし。
第二に、会社が「リモートワークはもう終わり!禁止!みんな出勤しなさい!」という言ってくる状況はすぐには起きないだろう。 会社によっては「リモートワークはやめます」という変な判断をしてしまうこともあるようだ。

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにテレワークの導入について尋ねたところ現在、実施している企業は31%で、一度も実施していない企業は42%でした。一方で、感染拡大で一時、実施したが、すでにやめた企業が26%にのぼりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516141000.html

だが幸いにして、俺の会社はちゃんとこの状況を分かっているので、今すぐリモートワークをやめるということは無い。

以上の2つの点より、自宅での労働はこれからも続く。 したがって、自宅での労働環境、いや労働に限らず自宅での生活環境をなるべく良いものにするのは 重要で合理的なことだ。

なのに、ああ、それなのに、まだディスプレイを買っていない。
気づいたらもう7月になってるじゃないか。

あ、6月最初にルピシアに行って紅茶とハーブティーを買ったわ。あと良いお菓子を買いました。 自宅にこもるならせめて美味しいものを食べたいので。
いや、でも、自宅の労働環境を改善するとなったらそこじゃねぇだろ。まずディスプレイを買えよ俺。

「効率は悪いけど、目的を達成できなくはない状態の場合、 そこで金を使わずに(つまり物を買わずに)我慢しがち」という悪い癖が出ている。
ものを買うのは面倒臭がらない方が良いという記事が私は好きで、いま久しぶりに読み返している。今の俺は面倒臭がり過ぎなのかな。

それでは。